IPアドレスとは？IPアドレス分散とは

IPアドレス分散でペナルティを回避

現在のSEO対策では、何かしら偏ったものではなく、様々な手法を取り入れることが必要とされていますが、その中にはIPアドレスの分散もあります。

このIPアドレス分散は、順位を改善するために直接的な効果はありませんが、ペナルティを回避するためにも、SEO対策を行う上で把握しておく必要があるでしょう。

IPアドレスとは

IPアドレスとは、ネットワーク上でコンピュータや通信機器を識別するために、1台1台に指定される番号です。

このIPアドレスには、使用するプロトコルの違いがあり、0から255までの10進数の数字を4つ並べた「000.0.00.000」といった表記がなされます。

また、IPアドレスは大きく分けて「グローバルIPアドレス」と「ローカルIPアドレス」の2種類があります。

インターネットにアクセスするための「グローバルIPアドレス」では、世界でIPアドレスが振り分けされているため、世界中で同時に同じIPアドレスが存在することはありません。

家庭内や会社内などの「ローカルIPアドレス」では、組織内でIPアドレスの重複はできませんが、他の組織とは同じIPアドレスを使用することができます。

このIPアドレスを利用することで、SEO対策に効果をもたらすことができるとされ、IPアドレス分散によってウェブサイトの順位を改善する手法もあります。

IPアドレス分散とは

IPアドレス分散とは、自社サイトの検索順位を改善するために、自作のサテライトサイトにリンクを張り付ける際、そのIPアドレスが同じものにならないために行うものです。

このサテライトサイトが、同じレンタルサーバーなどで作られたものであれば、一見多くのサイトからのリンクであっても、IPアドレスを確認すると全て同じものになってしまい、Google社からペナルティを受けてしまうことがあります。

そのため、有料レンタルサーバーを利用し、IPアドレスを分散させることによって、検索エンジンに不特定多数からのリンクだと認識させ、ペナルティのリスクを回避することができるのです。

このように、Google社からペナルティを受けないSEO対策を行うために、IPアドレス分散を行う手法があります。

しかしそれは、被リンク（外部リンク）の効果が高かった数年前のアルゴリズムでのことです。

現在は、IPアドレス分散が上位表示に有効な手法であるということもありませんし、ペナルティを受けないということもありません。

確かに、今現在も被リンク（外部リンク）はSEO対策を行う上で非常に有効な手法の1つですが、自作自演による被リンク（外部リンク）は、その後に必ずペナルティを受けるものです。

自作自演のSEO対策は、その場しのぎのSEO対策となりますので、こういった対策ではいつまで経っても順位の改善は見込めません。